真田丸 2話「決断」真田昌幸のとんでもない賭け

 

大河ドラマ「真田丸」2話

真田親子の面白さが分かる回

大河ドラマ「真田丸」の第2話「決断」では真田信繁(堺雅人)と兄さんの真田信之(大泉洋)、そして父親である真田昌幸(草刈正雄)の3人が結束し、最終的には昌幸はなかなかお茶目で決断力のある人物であるということが分かった回となりましたね。

信繁もちょっと人とは違う考えをもった人物ではありますが、それ以上に昌幸の考えることがいかに飛んでいたのかがよく分かった回だったのではないでしょうか。

第2話「決断」のあらすじ

信繁と信之は真田家を引き連れて父が待っている岩櫃城に向かっています。しかし、母親の薫(高畑淳子)は超ワガママで「もう歩けない」と言います。そして道を外れたところ薫の足元に矢が。

真田の一行は山賊に襲われ戦闘態勢になりますが、彼らの狙いは兵糧(つまり米)でしたが食料を渡すわけにはいかないことから信之が機転を気かして薫が大事にしていた着物を差し出し、その間に逃げることに。

その頃、岩櫃城で昌幸が武田勝頼が小山田茂誠に裏切られて岩殿城にたどり着けなかったことを知ります。昌幸は勝頼がなぜ守りがあまり硬くない岩殿城を向かったのか疑問に感じ、佐助に勝頼の様子を見てくるように指示します。

武田勝頼は家臣の小山田茂誠に裏切り行為を受けてしまったことから行き場をなくしてしまい甲府の木賊山の麓に隠れています。この地は先祖の武田信満が自害をした場所でもあることから勝頼は因縁とはなんと皮肉なものだろうか…と悲観してます。

そして、敵陣に場所を特定されてしまい追い詰められる勝頼。そして、自らの手で命を絶ち武田家は滅亡することになります。37歳という若さでした。

佐助は武田勝頼が自害したという情報を持ち真田昌幸の元に行きますが、勝頼の亡霊を見るなどしていたことから死んでしまったことを察します。昌幸は我が息子たちを迎えに出陣をします。

真田のご一行は目立たないように身なりを百姓の格好にし顔に泥を塗って品が出ないようにしていました。道中、松(木村佳乃)の知り合いでもある八座右衛門と出会うことになり護衛としてお供することに。

しかし信繁は方向が違うことに気づきます。八座右衛門にどこに向かっているのですかと聞くと、信繁達を取り囲んでしまうのでした。兵力として敵う相手ではなく絶体絶命のピンチとなってしまいますが、そこに父の昌幸がやってきて八座右衛門を追い払います。

なお、勝頼を裏切った小山田茂誠は織田信長の甥男である織田信忠によって始末されてしまいます。

武田の他の家臣であった木曽義昌や穴山梅雪は織田からの調略(今でいう引き抜き)があったから裏切りましたが小山田に対しては織田はそのような話をしたことがなかったのです。なのに武田を裏切ったことで「不忠者」の烙印を押されてしまったのです。

無事に岩櫃城に辿り着く真田家。その夜、昌幸と信繁、信之の3人で今後の対応を話し合います。

昌幸は織田と戦うつもりは一切ないことを前提に話を進め北の上杉景勝(遠藤憲一)か東の北条氏政(高嶋政伸)のどちらにつくか迷っています。

昌幸は二本のこよりを使って(赤が上杉、黒が北条)どちらに付くかを決めると言い出し、弟の信繁は「それは面白い」と喜びますが、兄の信之は「いや、こんな大事な事くじで決めていいものなのですか?」と躊躇します。

昌幸は「大事なだから八百万の神に託した」と言いますが、信之がこよりを引くと力を強め引かそうとはしません。「このような大事なことを本当にくじで決めていいのか」と我にかえるのでした。

そして、昌幸は「わしは決めたぞ、わしは決めたぞ!息子たち!わしは決めた!」と上杉と北条に付くのではなく織田に付くことを決断したのでした。この決断には息子たちも驚き唖然としています。

—2話 終わり—

感想と考察

いつの時代も筋を通すべし

武田勝頼を追い詰めて織田に寝返った小山田でしたが、いくら敵とはいえ筋を通さずに裏切ってこちら側に来たとしても、このようなことを許さないというスタイルはさすが天下を取ることになる武将らしい決断ですね。

何事も自分のご都合主義でことを運ぶと痛い目に会うという分かりやすい例といえるかもしれません。まあ、戦国時代なんかは命が掛かっているわけで取り返しがつかないことになってしまうのが現代との大きな違いとも言えるかもしれませんが。

真田薫(高畑淳子)もいいキャラクター

昌幸の正室であり昌幸と信繁の母親でもある薫は高畑淳子さんが演じていますが、いいキャラクターを演じていますね。この時代の女の人がここまでワガママが言えたことに少々驚きを隠せないのですが、昌幸が顔に泥を塗るシーンなど最高に面白い場面でしたね。

ただ単に物語が進んで行くだけではなく、三谷幸喜監督らしく随所に笑いを入れてくるところがさすがだなといった感じです。

昌幸(草刈正雄)がお茶目

草刈正雄さんが演じる昌幸ですがもっと固い感じのキャラなのかと思っていましたが、全然違いますね。親子3人のやり取りは何とも茶目っ気たっぷりで、これは誰からも愛される人物だったんだろうなと想像することができます。

時には強烈な決断をすることができる昌幸ですが、これは先を本当に読めていて決断をしたことなのか、それとも単なる賭けに近いものだったのか。

おそらくどちらもあるのかなとは思いますね。天才と馬鹿は紙一重とも言いますからね。

信之(大泉洋)がどう見ても水曜どうでしょう

信之を演じているのは大泉洋さんですが、信之という人物は比較的真面目なキャラクターでありふざけている雰囲気は全くありません。

しかし、大泉洋さんが画面に映っているだけで、笑えてくるのはなぜでしょうか。

そして親子3人で話し合っているシーンなど、どこからどう見ても北海道テレビの大人気バラエティ番組の「水曜どうでしょう」が脳裏を横切ってしまいます。

三谷幸喜監督もそれを狙ってのキャスティングだったとしたら、すごいとしか言いようがありませんね。

前回1話次回3話